ピラティスとは

PILATES

ピラティスとは
体を内側から整えるしくみ

見た目を整える運動ではなく、体の使い方そのものを立て直すメソッドです。なぜ姿勢・腰まわり・呼吸に効いていくのか、体のしくみからやさしく解説します。

01 はじめに

ダイエットのための運動ではありません

ピラティスは、もともとリハビリから生まれたメソッドです。体重を落とすためではなく、姿勢・腰まわり・動きの質といった「体の土台」を整えることを目的にしています。

02 体幹

鍛える中心は「体幹」

体幹とは、頭・腕・足を除いた胴体すべて(首の付け根から股関節・お尻・背中まで)を指します。この体幹を、外側の大きな筋肉ではなく、内側のインナーマッスルから目覚めさせるのがピラティスの特徴です。

03 インナーマッスル

お腹の筋肉は4層。奥から働かせる

お腹の筋肉は、実は4層構造です。多くの方は表層の筋肉ばかり使いがちですが、体を支えるためには、一番奥にある筋肉から働かせることが大切です。ピラティスでは、体幹を支える4つの深部筋を「家」にたとえます。屋根・壁・柱・床がそろって、はじめて体は内側から安定します。

屋根 = 横隔膜 壁 = 腹横筋 =多裂筋 床 = 骨盤底筋群
パワーハウス(体幹を支える4つのインナーマッスル)

働かせるのは、お腹の一番奥にある腹横筋や、骨盤の底を支える骨盤底筋群など。体を内側から支える筋肉です。

内側から使えるようになると、体は硬く太くなるのではなく、しなやかに引き締まっていきます。
04 見た目の変化

「痩せた?」と言われるのは、姿勢が変わるから

お腹の一番内側の筋肉が天然のコルセットのように働き、ゆるんでいたお腹の壁を内側から引き締めます。さらに反り腰や猫背が整うと、体のラインが縦に伸びて、締まって見えるようになります。体重が変わらないのに「痩せた?」と言われるのは、この姿勢の変化によるものです。

ただし、この筋肉は皮下脂肪より内側にあります。外側についた脂肪そのものが減るわけではなく、特定の部位だけを痩せさせることはできません。脂肪を減らしたい場合は、食事や全身運動と組み合わせる必要があります。
05 動きの設計

よく動くべき部分と、安定させるべき部分

体には、よく動くべき部分と、安定させるべき部分があります。股関節や胸まわりが硬いと、本来は安定させたい腰が代わりに動きすぎてしまい、これが腰の負担になります。前屈が苦手な方が腰を痛めやすいのは、このためです。ピラティスは、動く部分の可動域を広げ、支える部分を安定させて、この崩れを立て直します。

よく動くべき部分(胸・股関節)と安定させるべき部分(腰)
胸・股関節=動く/腰=支える
06 呼吸

1日2万回。呼吸こそインナーが働く場面

人は1日に約2万回呼吸します。息を吸うと横隔膜が下がり、胸の中の容積が増えて空気が入ります。注射器のピストンと同じしくみです。首や肩に力を入れて吸う「肩呼吸」は、この主役の筋肉が働かず、こりやだるさにつながります。ピラティスは、この深い呼吸から体を整えていきます。

横隔膜で吸う 横隔膜が下がる → 深く入る 肩呼吸 浅くしか入らない 首・肩が疲れる
横隔膜で吸う呼吸と、首・肩で吸う肩呼吸の違い
07 成り立ち

ピラティスの由来と、ヨガとの違い

創始者ジョセフ・ピラティスは、獲物を狙う前に背骨をしなやかに伸ばす猫の姿から「最も大切なのは背骨」と着想しました。ピラティスが背骨と骨盤を重視するのは、このためです。ヨガが「心から体を整える」のに対し、ピラティスは「体を整えることで心も健やかにする」という順番のメソッドです。

08 はじめる

まずは体験で、自分の体を確かめるところから

文章で読むより、一度動いてみるのがいちばんの近道です。学芸大学・自由が丘の両店で、体験レッスンを承っています。

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